【この記事にピッタリな人】
・マイクロ法人の銀行口座を開設したい人
・マイクロ法人銀行口座の開設に苦戦している人
・銀行の法人口座審査に何度も落ちている人
法人銀行口座の審査が年々厳しくなっています。なかなか審査に通らない人も多いのではないでしょうか。
法人用の銀行口座がないと取引先からの信用がゆらぐのではないかと不安になりますよね。
この記事では法人銀行口座の審査が厳しくなった背景をふくめ、資本金が少ないのに3行の審査を通過した時の経験談を元に、マイクロ法人銀行口座の審査通過のコツをまとめています。
これを読むことで、圧倒的に法人銀行口座の審査が通りやすくなりますよ。
私のマイクロ法人の実績です!
・資本金20万円で3行開設
・審査落ちなし
・信用金庫も審査通過
税理士YouTuberのヒロ税理士さんも法人口座開設について動画で話されています!
法人口座の審査が非常に難しくなっている
法人口座は、昨今の給付金詐欺の影響で開設が非常に難しくなっています。
持続化給付金のカラ受給のための口座を作らせないためです。
10行申し込んで全て審査落ちという人も出てきているほどです。
特に、資本金が圧倒的に少なかったり、コワーキングスペースやバーチャルオフィスで登記している法人の審査は非常に厳しいものです。
そんな中、私はコワーキングスペース登記のマイクロ法人で3行開設できました。
しかも一度も審査に落ちず、ストレートに口座開設しています。
初めての法人
資本金20万円
コワーキングスペースで登記
パッと見は審査おちしそうな条件ですね。でもちゃんと審査を通過しています。
ここから先は法人口座を開設した際に準備したことや理由の分析を書いていきます。
法人口座の審査がゆるめのネット銀行から申し込む
今はネット銀行が便利で手数料も安いです。
メガバンクに比べれば比較的審査がゆるいため、ネット銀行から開設しましょう。
なぜなら、1行でも審査通過して口座開設できると、それを実績として他の銀行にアピールできるからです。
私も最初にネット銀行に法人口座の開設を申し込みました。
【申し込んだネット銀行と審査結果】
GMOあおぞらネット銀行⇒◎
住信SBIネット銀行⇒◎
各ホームページの【法人口座申し込み】から入り、会社情報を入力していきます。
このときは資本金などの詳細は必要ありません。
申し込みが終わるとメールが送られてきます。
メール内のURLをクリックし、法人口座申し込みに必要な会社情報を入力して送信します。
全部履歴証明書などの書類はPDF化したものを添付します。
他行振込手数料が業界最安値の145円!
2023年1月よりペイジー対応で直接社会保険料を払えるようになります!
一番の壁になりやすいのは【事業の独自ホームページ】
事業を行っている証拠として事業の独自ホームページがあるかを確認されます。
個人事業主から法人成りする場合は、これまでの実績が示せるホームページをコピー・PDF化して添付すれば問題ありません。
スキルシェアサービスがメインの場合は、マイページの事業内容や出品サービスが分かるページ、更に評価が分かるページをPDF化しましょう。
この情報により、「すでに取引先をもっている事業ですよ」と説得力をもって銀行側にアピールすることができます。
ページのスクリーンショットをとり、PDF化するのが一番早いです!
もし事業の実績がない場合はスキルシェアサービスで解決!
これまで特に実績がなく、いきなり法人を設立する場合は少し作戦が必要です。
銀行は『取引実態があるかどうか』を一番最初にチェックします。
これを証明できないと審査に大きく影響してしまいます。
まったくの新規からの法人設立の場合は、この取引実態をカバーする必要があります。
おすすめはココナラなどのスキルシェアサービスでカンタンなサービスを出品し、取引実績をつくることです。
実態のない法人は真っ先に審査に落とされてしまいます。
取引実績をつくり、「会社として取引する意思」を見せましょう。
GMOあおぞらネット銀行、住信SBIネット銀行はココナラのページで問題ありませんでしたが、PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)は独自のホームページが求められます。
資本金よりも実績が重視される!
一般的には【資本金が少ない法人は審査面で不利】といわれています。
資本金100万円でも審査に落ちるのはよくある話です。
特に銀行融資を受ける可能性がある事業については、もっと厳しく審査されます。
扱う金額が大きい事業は特に注意です。
私は個人事業主時代に機材などの設備をそろえていたこと、仕入れを必要としない事業なので資本金は極力おさえて20万円にしました。
このままでは「資本金が少なすぎる」という理由で審査に落ちる可能性が高いです。
しかし、私は個人事業主時代に120件の取引をしていたので、実績ありと認められました。
まだ実績がない方は、ココナラで1つ実績を作っておきましょう。
スムーズに審査に進めますよ。
ゼロとイチでは、信用度が天地の差!
実績の重要性については、GMOあおぞらネット銀行の公式ホームページでも解説されています。
いよいよ地元の信用金庫へ!門前払いの予感からの大逆転談
ネット銀行の口座を開設したら、いよいよ地元の信用金庫へ向かいます。
支店がいくつかある場合は、登記している住所の最寄りの支店に行きましょう。
すでに信用金庫に口座を持っている場合は必ず伝えましょう。まだ持っていない場合は、個人口座も一緒につくると銀行側の心証がよくなります。
銀行口座開設も重要な取引です。自分の口座開設というだけでなく、信用金庫にメリットを提示する意味があります。
本店の法人担当の営業マンは最初消極的な態度でしたが、あの魔法の言葉を唱えたら一気に態度が変わります。
法人担当営業マンの反応が激変する魔法の言葉を唱えて口座開設!
「他の銀行は開設できたんですけどね」
何気なく言うことが大事ですよ。営業マンの目が変わります。
【先にネット銀行を1行でも開設しておくといい】の伏線回収です。
その後は法人について質問されるので、てきぱきと答えましょう。
【営業マンの質問をきれいに打ち返すためのツール】はこちらの記事を参照してください。
これらを持って行って大正解でした!
「法人の実態は…」
⇒全部履歴証明書ーーーーーーー!
「登記されている場所…」
⇒コワーキングスペースのパンフレットー!
「法人の定款…」
⇒定款のコピーーーーーーー!
「これまでの取引実績は…」
⇒スキルシェアサービスのマイページのコピーーーーーーー!
というぐあいに、営業マンの質問に全て資料つきで回答しましょう。
※青色の猫型ロボットが見えた方。気のせいです。
法人口座開設に審査に持ち込むことができた!
「口座開設した銀行さんってどこですか?」ときかれた場合は正直に答えてOKです。
私もこの質問が来たとき、GMOあおぞらネット銀行と住信SBIネット銀行と返答しています。
営業マンを納得させることができたら、いよいよ法人口座開設の審査に持ち込むことができますよ。
審査は即日終了。全力で審査に持ちこむ!
私の場合は、これから審査を通し同日の夕方に連絡するということでその場は終了。
その日の夕方(信金に出向いて約4時間後)、審査が通ったことと契約は登記場所で行う必要があると連絡がありました。
これは給付金詐欺を防ぐためです。登記場所で実際に事業が行われているのか営業マンが現地を訪問して確認するのが必須となっています。
また、その時に確定申告書とコワーキングスペースの契約書のコピーを提出するように言われました。
後日、コワーキングスペースにて待ち合わせし、契約をして口座開設完了です!
契約のときは法人の印鑑と銀行印が必要です。
かならず準備しておきましょう。
4,000円弱でつくれますよ!
おまけ:実績がない方でも作りやすいゆうちょ銀行
法人設立したばかりの人間にとってメガバンクや地銀は審査が厳しすぎるため、なるべく避けて通ろうとします。
その中でもゆうちょ銀行は比較的法人口座がつくりやすいです。
実際に、知り合いのせどりの方が実績なしで法人口座を開設されていました。
預けられる金額の上限が1,300万円のため大企業には不向きですが、法人がスタートしたばかりの頃は十分ではないでしょうか。
事業計画書は必要なく、年収の見込みをきかれます。
法人口座開設は準備が9割
【まとめ】
・先にネット銀行から口座を開設しよう
・取引実績を最大限アピールしよう
・取引実績はココナラで出品することでつくることができる
・信用金庫の口座開設にはネット銀行の口座開設実績を利用しよう
今回はネット銀行と信用金庫に分けて法人口座開設の流れとコツをまとめました。
法人用銀行口座の開設は、念入りに準備することが勝負を左右します。
銀行に伝えるべきことをまっすぐ伝え、信頼と口座開設を勝ち取ってください!
法人口座連携で会計入力が簡単になる【マネーフォワードクラウド会計】
銀行口座を開設し本格的に法人の事業を始めると、法人の経理作業が必要になります。
個人事業と分けて行う必要があるため、これまでより労力が2倍かかることになります。
経理初心者の人には、全国のあらゆる銀行と連携できるマネーフォワードクラウド会計がおすすめです。
マイクロ法人なら基本的にクレジットカード支払い+銀行引き落としで現金を使う場面を少なくできます。
クレジットカードと法人銀行口座を連携して、あとはかんたんな経理作業を進めるだけで決算書の作成が可能です。
他にも請求書や領収書作成ツールや年末調整も全て連携できるので、ムダな作業が減ること間違いなしです。
もちろん電子帳簿保存にも対応しています。
ラクできる部分はラクする!
マイクロ法人の場合、会計ソフトに触るのも自分一人の可能性が高いのでスモールビジネスプランで十分です。
利用料は月額3,980円ですが、年額で支払うとひと月あたり2,980円(年額35,760円)となり大変オトクです。
また、年額で契約すると新規登録者がアマゾンギフト20,000円または50,000円プレゼントのキャンペーンに参加できます。
条件はこちらのとおり。たくさんありますが、実は達成しやすいものばかりです。
私も1ヶ月で条件達成してアマゾンギフトをもらいました。
無料おためし期間あり☆
登録したあとは、忘れずにクラウド会計はじめようキャンペーンに申し込みましょう。
スタートしたばかりの法人にとって、アマゾンギフト券はとてもありがたいものです。
必ずゲットしてくださいね!