【この記事にピッタリな人】
・マイクロ法人の銀行口座の審査に何行も落ちている
・銀行口座開設の申し込み時にどんな資料が必要か分からない
・法人用銀行口座の審査通過のコツを知りたい
マイクロ法人を設立したものの、法人の銀行口座の審査に通らない!
・・・と悩んでいませんか?
最近は鉄壁のガードかというくらい、銀行の審査落ちが多いですよね。
実は、法人の銀行口座の審査にはコツがあります。
今回は法人の銀行口座審査に通りやすくなる事業内容の資料の作り方をまとめました!
私の法人は、資本金20万円でGMOあおぞらネット銀行・住信SBIネット銀行・信用金庫に一発で審査通過しています。
その時の経験をもとに、準備した資料や審査前のノウハウを特別公開します。
マイクロ法人銀行口座の審査に落ちる原因(特に資産運用法人は注意)
最近の銀行の審査は厳しくなっていて、その原因は昨今の持続化給付金詐欺です。
これは信用金庫の営業担当からの話。
最近の銀行は、給付金詐欺の受け取り口座を作らせないために必死です。
そのため、「実態がなさそう」「ペーパーカンパニーかもしれない」という法人は審査落ちしやすくなっています。
つまり、法人としての信用がない状態。
これまで私に寄せられた相談でも、特に「資産運用」「投資目的」のマイクロ法人の方が審査落ちを経験されていました。
審査を通過するために会社の実態を示す
一見難しそうなことを書いていますが、実はすぐ準備できます。
特に個人事業からの法人成りの方は、実態があることを証明する資料が足りていないだけです。
資料が足りず信用を得られない理由
銀行側から提出を求められる書類・資料を最低限のものだけ用意していませんか?
ネット銀行も地元の銀行も必要な提出書類をホームページなどで公開していますが、実はそれだけでは足りないのです。
特に資産運用のマイクロ法人は、会社としての取引実態がゼロであり、これからもほぼゼロと伝えているようなもの。
銀行側からすれば、「この法人あやしいな、落としておくか」となりやすい法人です。
銀行口座を開設するのも、法人として経験する最初の交渉だと考えてください。
つまり、契約(=法人口座)を勝ち取るために十二分の準備をする必要があるのです。
ただしウソはだめ、ゼッタイ!
事業実績を証明するおススメの資料
まずは個人事業からの法人成りなど、既に実績がある人がアピールするためにつくるべき資料をまとめています。
未経験からの法人設立の人は、次の項目へ進んでください。
【既に実績がある人が用意すべき資料】
・確定申告書一式
・事業ホームページのコピーとURL
・スキルシェアサービスのマイページのコピーとURL
・株式の配当金一覧
・取引の履歴がのっている銀行通帳のコピー
確定申告書一式
個人事業をしている人は、毎年1~3月の間に税務署に確定申告書を提出していますよね。
その確定申告書のコピー・PDFが大きな武器になります!
申告書の中で、マイクロ法人に振り分けた事業に関連する部分はしっかりマークし、補足説明を書きこんでおきましょう!
「これだけの取引をしているんだな。実態は大丈夫だ」と銀行に分かりやすいように伝えましょう。
ホームページのコピーとURL
既に自分のホームページを持っていて事業内容が分かる状況であれば、これを活用しましょう!
ホームページをきれいにコピー、またはPDF化して資料として活用します。
ホームページのトップページはもちろんですが、各ページの内容も資料化しておくのがおすすめです。
さらに銀行の担当者が直接ホームページを確認できるよう、URLをメモしておきましょう。
スキルシェアサービスのマイページのコピーとURL
ココナラなどのスキルシェアサービスを主戦場にしている人も、その取引を実績として活用できます。
こちらもマイページをコピー・PDF化して資料にしましょう。
銀行が直接確認できるように、URLも記載しておきます。
スキルシェアサービスには評価機能がついています。
その評価数や内容が分かるページも一緒にまとめておくと、銀行側への説得力が倍増します。
【おまけ】
私に相談された方で法人口座の審査に落ちた人がココナラに出品し、そのマイページを資料に加えたところ、審査を通過したそうです!
取引実態が重視されていることを示す例ですね。
株式の配当金一覧
こちらは株式投資をしている人向けの資料です。
株式を所有していると、各企業より配当金のお知らせが届きます。
また、利用している証券会社より1年間の配当金一覧、損益一覧が送られてきます。
これらは既に取引しているという証拠になります。
資産運用目的の法人は、特に厳しく審査されます!
これは絶対に持って行ってくださいね!
銀行通帳のコピー
最後の決め手はこれです!実際に取引をしていることを証明するために、銀行通帳のコピーやPDFを作りましょう。
ネット銀行でも一ヶ月ごとに利用明細書を出すことができますよ。
特に取引先からの振込の項目には蛍光ペンなどでアンダーラインを引き、銀行側にアピールしておきます。
これまで実績がない場合のアピール方法
今度は個人事業の経験なく、いきなり法人化した場合の実績アピール方法です。
その場合は、ココナラなどのスキルシェアサービスを活用し、取引実績をつくりましょう。
法人銀行口座の審査で落ち続けていた資産運用会社の方が、ココナラでサービスを出品することで実績面をクリアして審査通過したとのことです。
【ココナラ出品例】
・自分の事業に合わせて相談に乗る(資産運用の事例紹介、ポートフォリオへのアドバイス等)
・事業サービスをそのまま出品
このように取引実績を1作る、または取引しようとする意思を表に出すことが大事です。
審査通過のために資料で銀行にアピールしよう
【まとめ】
・銀行口座の審査に落ちるときは、法人の信用度が足りないから
・信用を得るには、会社の実態をきちんと示す
・取引実績は大きくアピールする
・ココナラなどで取引実績をつくっておく
・銀行が知りたい情報を先回りして準備しておく
以上、法人の銀行口座の審査を通過するために準備すべき資料のまとめでした。
銀行との最初の交渉が法人口座開設です。
「めんどうくさいし最低限でいいでしょ」という安易な気持ちではなく、何をきかれても答えられる資料を準備して挑んだ人だけが審査通過という成果をつかむことができます。
ご自分の信用度を100%アピールできるように準備を進めてくださいね。
健闘を祈ります!
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